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    白鵬 モンゴルで再暴発の危険性

    2015.02.13 Friday

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      白鵬 モンゴルで再暴発の危険性 

       白鵬(奥)は支度部屋でも報道陣を遠ざけ、着替えを終えた

        横綱白鵬(29=宮城野)が11日、「NHK福祉大相撲」(東京・両国国技館)に出演した。1月の初場所で優勝33回を達成したことを受けてトークショーに登場したものの、禁断の審判批判で大騒動を巻き起こした件については触れずじまい。イベント終了後は、今回も報道陣に背を向けて無言を貫いた。このまま正式に謝罪せずに幕引きを図る思惑が見え隠れする一方で、騒動が再燃する可能性も。白鵬自らが“再暴発”の引き金を引くシナリオとは――。
       
        1月の初場所で史上単独1位の優勝33回を達成した白鵬はトークショーで「天皇賜杯をいただいたのが31回なんですよね。(角界の不祥事で)2回もらえなかった。それもありますし、父がモンゴル相撲で6回優勝している。(全国大会ナーダムは)年1回ですから(大相撲で6年分の優勝に相当する)36回を目指して頑張りたい」と新たな目標を掲げた。また、日本の国民栄誉賞にあたるモンゴルの「労働英雄賞」を受賞することも明かした。
       
        一方で、審判批判で大騒動を巻き起こした件については触れずじまい。この日は約4400人の観客が集まり、トークショーなどの模様は今月21日にNHK総合テレビで全国放送される。ファンに対して騒動をわびる最大のチャンスでもあったが、その意思がないことが改めて鮮明になった。この日も支度部屋では、報道陣に背中を向けて取材拒否。帰り際は付け人に厳重にガードされながら口を開くことなく車に乗り込んだ。白鵬は正式に謝罪しないまま幕引きを図る思惑だろうが、このまま騒動が沈静化するとは限らない。横綱自身が“再暴発”の引き金を引く可能性さえあるのだ。
       
        白鵬は「労働英雄賞」の授賞式に出席するため、15日に帰国する。モンゴル相撲の大横綱で1968年メキシコ五輪のレスリングで同国初のメダリスト(銀)となった父、ジジド・ムンフバトさん(73)にも同賞が贈られている。親子のダブル受賞はモンゴルでも史上初の快挙。現地メディアによる取材が殺到することは確実だ。日本で打ち立てた大記録や親子での受賞が話題の中心となる一方で、今回の審判批判に関する質問が出ることも予想される。日本で猛烈な“逆風”にさらされている白鵬が、母国メディアを通じてモンゴル国民に自身の心情を訴える行動に出たとしても不思議ではない。
       
        再び不満や本音をブチまけるようなことがあれば、情報は瞬く間に日本に伝わるだろう。そうなれば、騒動の再燃は必至。白鵬のモンゴルでの発言に注目が集まる。

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